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塗料とは

塗料とは一般的に、着色やつや出し、錆止めなど、建物や物体の対象物を保護・美装、または、独自な機能を付与するために、その表面に塗り付ける材料のことを言います。
特に、塗料の着色・色彩は比較的イメージしやすい特徴ですが、役割・機能は決してそれだけにとどまりません。
「ペイントの基礎知識」では改めて塗料の持つ基本的機能や構成についてご説明いたします。
内装塗料のご提案をされる際に、お気軽にお問い合わせください。

まず、塗料には大きく3つの機能が存在します。
1つ目は、金属の錆やプラスチック・コンクリートの劣化などを防ぐための「物の保護」。
2つ目は色彩やツヤ、テクスチャーなどを工夫し、生活を快適にする「物の美粧」。
3つ目は、「機能の付与」と呼ばれるもので、防汚性、消臭性、防カビ性、結露防止など、さまざまな機能が塗料には付与されています。
特に住空間における内装塗料分野では性能が目覚ましく向上しています。

塗料の役割と効用

物の保護

塗料は物の表面に塗装すると丈夫な被膜になって物を保護します。
鉄、アルミニウム、木材、コンクリート、セメントモルタル、プラスチックなどの材料は、素地のままではさびたり腐食したり腐朽・分解したりして劣化し損傷してしまい、放置していると構造物の破壊や環境悪化などの重大な問題につながることになります。
ところが、これらの素材に塗料を塗装すると、表面が保護されるため、物を何倍にも長持ちさせることが出来ます。また、塗料は補修・塗り替えという比較的簡便な方法で物の長期保護をすることが出来るのも特徴です。
最近は、超耐候性塗料や長期防食塗装システムの適用で、塗装後は定期的な点検・補修をするだけで物を半永久的に保護する事が出来るようになりました。

物の美粧

環境を美しく、生活を快適にする、ということは現代の社会の強いニーズです。
物の美粧はいろいろは手段で実現する事が出来ますが、塗料ほど豊かで多様な色彩・光沢、平滑性・立体的模様、表面の連続性など、自在な仕上がり感が簡便な方法で得られるものは他にありません。
また、塗料は、バラエティのある面白いデザイン効果を出すことが出来ます。
建築物外壁の凸凹模様の吹付タイル仕上げ、機械器具のハンマートン模様、自動車のメタリックカラーなどはその代表的なものです。

  

特別な機能の付与

塗料は、物の表面の機能をいろいろに変えて物の価値を高める事が出来ます。
例えば、電気・電子利用の機器・装置に電磁波遮蔽塗料を塗れば電磁波公害を防止し、高層ビル・橋梁・船舶・航空施設などに電波吸収塗料を塗れば電波障害を解消します。
船舶・航空機・建築物・冷凍庫などに着氷固着防止塗料を塗れば雪氷除去作業の軽減と安全対策に寄与します。結露防止塗料は、病院・ホテル・浴室などの内部の他、空気調整器の熱交換器などにも適用されて、省エネルギー・環境保全に、また、光ファイバー用塗料は光ファイバーの光学(通信)
特性・機械的強度向上に寄与しています。
その他、導電・磁性・太陽熱吸収・耐熱・遠赤外線放射・蛍光・光再帰反射・紫外線遮断・フォトレジスト・変色・防音・制震・潤滑・ガラス飛散防止・貼紙防止・防塵・防カビ・防虫・水中防汚・水産養殖・消臭・ガス選択吸収など、いろいろは機能を果す塗料がいろいろなところに使用されています。

塗料用原料の基礎知識

顔料

顔料は、水、油、溶剤などに溶けない着色した微紛体であり、塗料には着色及び塗膜の厚み、塗膜の強じん性、耐久性を与えるために利用されていて、化学的性質とともに、物理的性質も重要です。
塗料用の特性として、組成、色、着色力、隠ぺい性、形状、粒度、分散性、耐薬品性、耐熱性、耐光性、耐候性、その他展色剤中での効用と流動学的な問題などがあげれます。また無機顔料に属するものに体質顔料と言われるものがあり、着色力が小さく、有識顔料の増量剤または塗膜の充てん剤として使用されています。また、無機顔料の中には、アルミニウム、銅合金などの金属や合金を粉末にした金属粉末顔料があります。
塗料用の顔料には用途的な分類として、錆びとめ顔料や船底塗料に用いられる防汚剤、また、防火性顔料などのように特殊顔料として区分されているものがあります。

体質顔料 主に下塗り塗料に使われ、肉持ちを与える。 炭酸カルシウム、クレー、タルク、硫酸バリウムなど
錆び止め顔料 主に下塗り塗料に使われ、錆の発生を防止する。 亜鉛末、鉛丹、亜鉛化鉛、シアナミド鉛、鉛酸カルシウム、他 ジンククロメート
着色顔料 色をつけ、隠ぺい力を与える 無機 主として金属の酸化物で一般に色は濁っている。 酸化チタン白、亜鉛華、カーボンブラック、モリブデンレッド、べんがら、黄鉛、黄土、クロムグリーン、紺青、群青など
有機 一般にいろは鮮明ですが、若干隠ぺい力が劣る ハンザエロー、パーマネントレッド、フタロシアニングリーン、フタロシアニンブルー、フラバンスロンイエロー、インダンスレンブルーなど

樹脂

樹脂は、顔料とともに塗膜を形成する主成分で、樹脂の性質が塗料の仕上がりや、塗膜性能の良否を決定します。油類は合成樹脂製造用および油性塗料製造用に使われています。

油脂 あまに油、大豆油、サフラワー油、麻実油、きり油等、トール油、ひまし油、魚油など
天然樹脂及び加工品 松脂、セラック、エステルガム、石油樹脂、脂肪酸、タールピッチなど
合成樹脂 アルキド樹脂、アクリル樹脂、アルミアルキド樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ゴム系樹脂、酢ビエマルション、アクリルエマルション、水溶性樹脂、電気絶縁用樹脂など
その他 ニトロセルロース、CAB、瀝青質類(アスファルト、ギルソナイト、石油アスファルト)

建築用工事に使用される塗料の特性

塗料の一般名称 主体樹脂 塗膜の性能 乾燥機構
耐候性 耐水性 耐酸性 耐アルカリ 耐油性
アルカリ樹脂
  エマルション塗料
アクリル樹脂エマルション 常乾
つや有りアクリル樹脂
  エマルション塗料
アクリル樹脂エマルション
合成樹脂調合ペイント 長油性フタル酸樹脂
フタル酸樹脂塗料 中油性フタル酸樹脂
ラッカー 硝化綿・フタル酸
アクリル樹脂塗料 アクリル樹脂
ポリウレタン樹脂塗料 ポリウレタン樹脂
アクリルシリコン樹脂塗料 アクリルシリコン樹脂
ふっ素樹脂塗料 ふっ素樹脂
エポキシ樹脂塗料 エポキシ樹脂
変性エポキシ樹脂塗料 変性エポキシ樹脂

塗料の乾燥機構

乾燥の種類 乾燥の機構 代表的な塗料 乾燥時間
揮発乾燥形 塗膜中の溶剤が蒸発して、塗膜が硬化する ・アクリルラッカー
・塩化ビニル樹脂塗料
1~2時間
融着乾燥形 溶剤や水分が蒸発すると、分散していた樹脂粒子が接触・融着して連続塗膜となる。 ・アクリルエマルション塗料
・NAD(非水分散形)塗料
1~3時間
酸化乾燥形 塗膜中の溶剤が蒸発して、塗膜が空気中の酸素を反応し、重合を伴って硬化する。 ・合成樹脂調合ペイント
・フタル酸樹脂エナメル
16~24時間
重合乾燥形 触媒・硬化剤を混合することにより樹脂が反応し、重合を伴って硬化する。 ・ウレタン樹脂塗料
・エポキシ樹脂塗料
・シリコン樹脂塗料
5~24時間
熱重合乾燥形 加熱することにより、樹脂が反応し、重合を伴って硬化する。 ・熱硬化アミノアルキッド樹脂塗料
・熱硬化アクリル樹脂塗料
120~140℃
20~30分
融解冷却乾燥形 加熱によって融解した塗膜が冷却によって硬化する。 ・トラフイックペイント 20~30分
塗料とは一般的に、着色やつや出し、錆止めなど、建物や物体の対象物を保護・美装、または、独自な機能を付与するために、その表面に塗り付ける材料のことを言います。

特に、塗料の着色・色彩は比較的イメージしやすい特徴ですが、役割・機能は決してそれだけにとどまりません。

「ペイントの基礎知識」では改めて塗料の持つ基本的機能や構成についてご説明いたします。
内装塗料のご提案をされる際に、お気軽にお問い合わせください。

  
まず、塗料には大きく3つの機能が存在します。
1つ目は、金属の錆やプラスチック・コンクリートの劣化などを防ぐための「物の保護」。

2つ目は色彩やツヤ、テクスチャーなどを工夫し、生活を快適にする「物の美粧」。

3つ目は、「機能の付与」と呼ばれるもので、防汚性、消臭性、防カビ性、結露防止など、さまざまな機能が塗料には付与されています。

特に住空間における内装塗料分野では性能が目覚ましく向上しています。

塗料の役割と効用

物の保護

塗料は物の表面に塗装すると丈夫な被膜になって物を保護します。

鉄、アルミニウム、木材、コンクリート、セメントモルタル、プラスチックなどの材料は、素地のままではさびたり腐食したり腐朽・分解したりして劣化し損傷してしまい、放置していると構造物の破壊や環境悪化などの重大な問題につながることになります。

ところが、これらの素材に塗料を塗装すると、表面が保護されるため、物を何倍にも長持ちさせることが出来ます。また、塗料は補修・塗り替えという比較的簡便な方法で物の長期保護をすることが出来るのも特徴です。

最近は、超耐候性塗料や長期防食塗装システムの適用で、塗装後は定期的な点検・補修をするだけで物を半永久的に保護する事が出来るようになりました。

物の美粧

環境を美しく、生活を快適にする、ということは現代の社会の強いニーズです。

物の美粧はいろいろは手段で実現する事が出来ますが、塗料ほど豊かで多様な色彩・光沢、平滑性・立体的模様、表面の連続性など、自在な仕上がり感が簡便な方法で得られるものは他にありません。

また、塗料は、バラエティのある面白いデザイン効果を出すことが出来ます。
建築物外壁の凸凹模様の吹付タイル仕上げ、機械器具のハンマートン模様、自動車のメタリックカラーなどはその代表的なものです。

特別な機能の付与

塗料は、物の表面の機能をいろいろに変えて物の価値を高める事が出来ます。

例えば、電気・電子利用の機器・装置に電磁波遮蔽塗料を塗れば電磁波公害を防止し、高層ビル・橋梁・船舶・航空施設などに電波吸収塗料を塗れば電波障害を解消します。

船舶・航空機・建築物・冷凍庫などに着氷固着防止塗料を塗れば雪氷除去作業の軽減と安全対策に寄与します。

結露防止塗料は、病院・ホテル・浴室などの内部の他、空気調整器の熱交換器などにも適用されて、省エネルギー・環境保全に、また、光ファイバー用塗料は光ファイバーの光学(通信)特性・機械的強度向上に寄与しています。

その他、導電・磁性・太陽熱吸収・耐熱・遠赤外線放射・蛍光・光再帰反射・紫外線遮断・フォトレジスト・変色・防音・制震・潤滑・ガラス飛散防止・貼紙防止・防塵・防カビ・防虫・水中防汚・水産養殖・消臭・ガス選択吸収など、いろいろは機能を果す塗料がいろいろなところに使用されています。

塗料用原料の基礎知識

顔料

顔料は、水、油、溶剤などに溶けない着色した微紛体であり、塗料には着色及び塗膜の厚み、塗膜の強じん性、耐久性を与えるために利用されていて、化学的性質とともに、物理的性質も重要です。

塗料用の特性として、組成、色、着色力、隠ぺい性、形状、粒度、分散性、耐薬品性、耐熱性、耐光性、耐候性、その他展色剤中での効用と流動学的な問題などがあげれます。

また無機顔料に属するものに体質顔料と言われるものがあり、着色力が小さく、有識顔料の増量剤または塗膜の充てん剤として使用されています。

また、無機顔料の中には、アルミニウム、銅合金などの金属や合金を粉末にした金属粉末顔料があります。

塗料用の顔料には用途的な分類として、錆びとめ顔料や船底塗料に用いられる防汚剤、また、防火性顔料などのように特殊顔料として区分されているものがあります。
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樹脂

樹脂は、顔料とともに塗膜を形成する主成分で、樹脂の性質が塗料の仕上がりや、塗膜性能の良否を決定します。油類は合成樹脂製造用および油性塗料製造用に使われています。

油脂 あまに油、大豆油、サフラワー油、麻実油、きり油等、トール油、ひまし油、魚油など
天然樹脂及び加工品 松脂、セラック、エステルガム、石油樹脂、脂肪酸、タールピッチなど
合成樹脂 アルキド樹脂、アクリル樹脂、アルミアルキド樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ゴム系樹脂、酢ビエマルション、アクリルエマルション、水溶性樹脂、電気絶縁用樹脂など
その他 ニトロセルロース、CAB、瀝青質類(アスファルト、ギルソナイト、石油アスファルト)

建築用工事に使用される塗料の特性

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塗料の乾燥機構

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